大晦日に「蛍の光」を歌う理由は?歌詞の意味や海外での扱われ方も解説

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12月

「蛍の光」と聞くと、卒業式やお店の閉店時に流れるイメージがある方も多いのではないでしょうか。

そのため、この曲に「別れ」や「終わり」の印象を持つ人も少なくありません。

実際に日本では年末の大晦日に歌われますが、海外では新年の幕開けに歌われることが一般的です。この記事では、その理由や歌詞の背景について詳しくご紹介します。

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「蛍の光」とはどんな曲?

「蛍の光」は、「ほたるのひかり」と読みます。

その原曲はスコットランドの民謡「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」で、明治時代にアメリカを経由して日本に伝わりました。

スコットランド発祥の「Auld Lang Syne」

「Auld Lang Syne」は、スコットランドの詩人ロバート・バーンズが1788年に古い伝承歌を基に作詞した曲です。

この歌は、旧友との再会や懐かしい日々を思い出しながら酒を酌み交わす内容で、スコットランドでは結婚式や新年のお祝いなど特別な場面で親しまれています。

日本に伝わる際、原曲の歌詞が教育上ふさわしくないとされ、新たに日本語の歌詞が作られました。

こうして生まれたのが「蛍の光」です。

歌詞の冒頭に登場する「蛍の光 窓の雪」というフレーズは、中国の故事「蛍雪の功(けいせつのこう)」を由来とし、苦労して勉学に励む姿を描いています。

日本での「蛍の光」とその歌詞の意味

「蛍の光」の歌詞は以下のように、努力や別れの情景が描かれています:

  • 1番: 蛍や雪明かりで書物を読む日々を過ごし、友と別れる朝を迎える様子
  • 2番: 残る者も旅立つ者も、互いの思いを一言「幸あれ」に込めて別れを惜しむ様子

一方、3番と4番では国への貢献が歌われており、戦後は軍国主義を連想させるとして歌われなくなりました。現在、よく耳にするのは1番と2番だけです。

なぜ日本では大晦日に歌われるのか?

日本で「蛍の光」が大晦日に歌われる背景には、1949年に公開された映画「哀愁」が関係しています。

この映画で「Auld Lang Syne」をアレンジした「別れのワルツ」が使われ、「別れ」のシンボル的な曲として広まりました。

やがて、「蛍の光」は卒業式や「別れ」を連想する場面で使われるようになり、紅白歌合戦のフィナーレとして大晦日の定番曲になったのです。

海外で新年に歌われる理由

一方、英語圏では「Auld Lang Syne」が新しい年を祝う歌として親しまれています。

年越しのカウントダウンで、旧友や家族とともに新年の絆を深める歌として歌われるのが一般的です。

まとめ

「蛍の光」はスコットランド発祥の民謡が日本に伝わり、新たな歌詞がつけられることで、異なる文化的意味を持つようになりました。

同じメロディーが、日本では「別れ」を象徴する曲として、海外では「新たな始まり」を祝う曲として親しまれているのは興味深いですね。

この記事を通して、「蛍の光」に込められた背景やその多様な意味について知っていただけたのではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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