エアコンは一年中稼働していますが、使っているとホコリや汚れ、カビが溜まることがあります。
そのまま放置すると、不快な臭いの原因になったり、健康に影響を及ぼすこともあります。
そのため、定期的な清掃が重要ですが、専門業者に依頼すると費用がかかるため、後回しにしてしまう人も少なくないでしょう。
業者によるエアコンの清掃方法は？
一般的に、業者がエアコンを清掃する際の手順は以下の通りです。
– 周囲の保護：エアコンの周りをビニールで覆い、汚れが他の場所に飛び散らないようにします。
– カバーの取り外しと洗浄：電源を切り、外部カバーやフィルターを取り外して洗います。
– 本体と取り外した部品の洗浄：エアコン内部を開け、専用の洗剤と高圧スプレーを使って部品を洗浄します。
– 部品の乾燥：洗浄後、各部品をしっかり乾かします。
– 防カビ処理：部品が乾いたら、防カビ剤を本体や部品に吹き付けます。
– 組み立てと乾拭き：洗浄した部品を元に戻し、エアコン全体を乾拭きして作業完了です。
業者に依頼すると、この作業は通常1～2時間かかり、費用は約10,000円からが一般的です。
自宅でエアコンをどれくらいの頻度で清掃すれば良いのか？
自分で行える清掃範囲は、取り外し可能な部分に限られます。
これにはカバーやフィルターが含まれ、安全に取り外せる範囲です。
エアコン本体の分解は避けるべきです。専門知識がないと故障のリスクがあります。
カバーの取り外しが難しい場合や手間がかかる場合は、最初から業者に依頼するのがおすすめです。
自分で行う清掃の頻度
・個人の場合
エアコンを自分で清掃する場合、月に1回から2ヶ月に1回が適切です。
・業者に依頼する場合
年に1度は専門の業者に全体的な清掃を依頼することで、エアコンの性能を維持できます。
自宅でエアコンを清掃する方法と必要な道具は？
（用意する道具）
– 汚れ落とし用ブラシ：使い古した歯ブラシや柔らかいブラシを使用します。
– 掃除機：エアコン内部のホコリを取り除きます。
– 防菌・防カビスプレー：フィルターやカバーを清掃後に使用します。
– 自作の洗浄スプレー：自家製の洗剤を入れたスプレーボトルを用意します。
– その他の必要な物品：養生用ビニール、ガムテープ、ゴム手袋、マスク、ドライバー、新聞紙、大型ゴミ袋など。
清掃手順
1. 周囲の養生：ビニールを敷き、壁や床が汚れないようにします。
2. 取り外せる部品を外す：フィルターやカバーなど、取り外せる部品を外して清掃します。
3. ホコリ除去：掃除機を使用して本体内部のホコリを除去します。
4. 防菌・防カビ処理：内部に防菌・防カビスプレーを適用し、取り外した部品にも同様に散布します。
5. 部品の乾燥と取り付け：清掃した部品を乾燥させてから、元の位置に取り付けて全体を乾拭きします。
作業にはおおよそ1時間かかります。
自家製のエアコン用洗浄液のつくり方
自宅で簡単に作れる洗浄液には、重曹水を使います。
重曹は弱アルカリ性で、特に油汚れを効果的に除去できることで知られています。
100円ショップの台所用品コーナーで手に入ります。
【準備するもの】
– 重曹 3小さじ
– 水 300ml
– 500mlスプレーボトル
【作り方】
1. 重曹をスプレーボトルに入れ、水を加えます。
2. よく振って重曹を完全に溶かします。これで洗浄液の完成です。
この洗浄液は、エアコンの本体や取り外した部品の洗浄に使えます。使い残しはキッチンの油汚れを掃除するのにも役立ちます。
まとめ
自分でエアコンを清掃できる範囲には限界があります。
特に内部の複雑な部分に手を出すのは安全性を考えると避けた方が良いでしょう。
自己清掃でエアコンが故障するリスクもあります。
自分で定期的に清掃することは月に一度が理想的ですが、エアコンの長期的な健康維持のためには、年に一度は専門業者による徹底的な洗浄を推奨します。
